4.1 原名コルリ♂とトウカイコルリ♂
♂の場合、原名コルリはメタリックブルーの個体が多く、トウカイコルリは緑色の強い個体が多いようです。トウカイコルリは胸幅が狭くスマートとの話もありますが、個体差もあるので、産地不明の個体を見て直ぐに亜種の断定は出来ません。
左:原名コルリ(福島)、右:トウカイコルリ(山梨)
4.2 原名コルリ♀とトウカイコルリ♀
コルリの♀は、♂より色の個体差が大きいようです。緑、オレンジ、紫の強さが微妙に混ざり合う感じです。下の画像の一番左は、やや緑色の強い原名コルリ、中央はオレンジ色の強い原名コルリ、右は紫の強いトウカイコルリです。原名コルリにもトウカイコルリにもそれぞれの色調の個体がいます。
左:原名コルリ(福島)、中:原名コルリ(福島)、右:トウカイコルリ(山梨)
4.3 原名ルリ♀の色違い
原名ルリ♀には黒化型というのがいて、色の変化はルリ属の中でも最も顕著です。
左は濃紺、中央は青、右は銅色です。
銅色が一般的ですが、同じ銅色でも4.2項のコルリと同様に微妙な色の違いがあります。
原名ルリ♀
左:濃紺(山梨)、中央:青(福島)、右:銅色(東京)