3時間半近く粘りましたが、コルリ幼虫は多数採れたものの、ピイさんも成虫のゲットには至らず…。
チャレンジはまたいつかということで、このポイントから移動することにしました。
「簡単には採れないからルリ属採集は面白い」とお互いに言い聞かせたりしました(笑)。
ここ2回の群馬県での採集では、ブナの少ないポイントだったのですが、今日の第一ポイントには立派なブナが多数あり、やはりブナの大木は良いものだとつくづく感じました。

(第2ポイント)
少し標高を上げて、以前ピイさんがルリ・ペアを出したことがあるという斜面にチャレンジすることにしました。
道に設置してある温度計は17℃を示しています。やはり暑いです。
ほどなくして、ルリの(・)マークが沢山付いた良い感じのブナの立ち枯れを発見!
ルリが濃いようです。

この材からは、幼虫を数頭出した後、♂成虫が出たのですが斧で傷付けてしまい、その後出た♀成虫も★個体でした
。
今日は、運に見放されているのか…。
この材を諦め、急斜面を登って、(・)マークの付いた立ち枯れを削ると…。
ついに、ルリ銅色♀成虫が出ました!!!
完全なルリ属成虫に出会うまで、何時間かかったことか…。
採れなさそうでかろうじて採れる、これもルリ属採集の魅力の一つでしょうか?


15:00頃、突然ガスがかかってくると共に、冷たい風が吹き始めました。
一時は上着を脱いで、リュックサックに入れていた程暑かったのですが、急に寒くなりました。

寒いはずです…。
春の高所、低地では考えられないような気温の急激な低下が起こることがあるようです。
採集は中止。
この先の新芽採集ポイントの下見をした後、温泉に入ることにしました。
芯まで温まり、そのまま帰途に着くはずでしたが…。
(第3ポイント)
ちょっと雰囲気の良い沢を発見した途端急停車。
時刻はまだ16:00過ぎ…。
そのまま、再度採集にチャレンジすることになりました。
ちょっと沢の上まで登ってみると、そこには立派なブナ林が広がっていました!
コルリの(・)マークも沢山ありましたが、追加できたのはやはり幼虫のみでした…。
時刻は17:50。こんなにルリ属採集に没頭出来たのは初めての経験です。
美味しい蕎麦を食べて、今度こそ本当の帰途に着くことになりました。
帰りは大きな渋滞に巻き込まれることもなく、ピイさんは安全運転で我が家まで送って下さいました。
ピイさん、今回も本当にありがとうございました!

撮影しようとすると、飛ぼうとするルリ1♂+2♀
(本日の成果[自己採集分])
ルリクワガタ成虫1♂+2♀、幼虫、コルリクワガタ幼虫 多数