2010.12.11
同行:きっちゃさん
年末恒例となった登山採集!
材凍結と積雪が始まっていましたが、間に合った!
自身コルリ5♂+2♀にホソツヤルリ2♂+5♀をゲット!
きっちゃさんはしっかりホソツヤルリ13♂+13♀をゲット!
いよいよ年末。
年末と言えば、岐阜県ご在住のきっちゃさんとの高速道バス停下で合流する登山採集です!
2007年(採集記)
2008年(採集記)
2009年(採集記)
2007年に初めてチャレンジしたこの企画も今年で4年目。
毎年、目標とする山を変えてチャレンジし、何とか結果を出してくることが出来ました!
今年の目的地は早い段階で決まりました!
標高差1000m弱の登山を組み合わせた登山採集!
私はホソツヤルリは満足レベルでゲットしていますが、コルリの追加をしたいと考えていた山です。
ホソツヤルリご専門! のきっちゃさんは新しいラベルの追加が目標になられます。
今回、きっちゃさんは夜行バス利用では体力的に不安があるとのことで、都内に前泊されることになりました。
12月7日に、関東周辺の高所ではまとまった積雪がありました。
金曜日の時点でも、周辺の山は真っ白なのが平野から確認出来ました。
落ち枝に入るコルリが駄目なら、ホソツヤルリ狙いに切り替えるというスタイルでチャレンジすることに。
いつものように、目覚まし不要で起床!
自宅発は4:15となりました。
早過ぎたので高速PAで時間調整!
毎年見ているイルミネーション、今年も一昨年、昨年とは違うようです!
これを見るたびに年末ということを痛感します。
ここできっちゃさんにe-mail。
きっちゃさんもスタンバイOKとのこと!
宿泊されているホテルの下で、待ち合わせ時間より40分も早く合流することが出来ました!
この季節の登山採集、少しでも早く登山を開始し、余裕を持って下山をすることが大切です。
きっちゃさんとご一緒させていただくのは、山頂に白い砂浜の広がる10月のあの登山採集以来(採集記)。
積もった話をしていたらあっという間に登山口着!
身支度を整え、7:00少し前に登山開始!
結果、夜行バス合流とほぼ同じタイムスケジュールになりました。
今日は快晴の予報!
まずはこの山の最大の難所、きついきつい勾配の杉林を登ります。
きっちゃさんは抑え気味に登られたいとおっしゃっていましたが、結果、標高差600m/hrのハイペースでした(笑)。
そして最も危険な巻き道…。
雪が出て来たのは、1100m辺りから。
ここ数年、11月中に雪を踏みしめていましたが、今年は12月中旬になりました。
尾根の先は10cm位の積雪。
久し振りに、高所からの東京湾も確認出来ました!
採集をしながらも、山頂着は11:01。
今年2月に歩いた尾根(登山記録)の先に富士山!
そして今年9月に登った(登山記録)標高2500m弱の山もクッキリ!
僅か3ヶ月ちょっと前の関東平野は、35℃の灼熱地獄だったって信じられません…。
西の方角は、この2年間に登ってきた山がズラリ…。
久し振りの全開登山!
やはり登山は素晴らしい!!
この季節、日没はあっという間。
13:30には下山開始。
標高1500mの気温は6.5℃!
南風が吹いて暖かいようです!
雪は登山時より大分融けていました。
下山でも巻き道は慎重に…。
15:15、毎度毎度ホッとする集落に到着!
上空は晴れていますが、山影で、既に日当たりはゼロでした。
気温は11℃!
肝心のルリ属の方は、積雪のある斜面で、材の凍結も始まり掛けていましたが、何とかコルリで結果を出すことが出来ました!!
嬉し過ぎる、コルリ5♂+2♀をゲット!
自身、ホソツヤルリは2♂+5♀をゲットすることが出来ました!

落ち枝から出たホソツヤルリ♀
きっちゃさんは、当然のようにホソツヤルリを狙い続け、何と13♂+13♀をゲットされました!
今年ゲットされたホソツヤルリ成虫は500頭を超えられたとのこと…(苦笑)。
引き続き都内に宿泊され、明日は関東南部で軽い(ホソツヤルリ狙いの)登山採集に挑まれるというきっちゃさんを宿までお送りし、久し振りの高速道事故渋滞を乗り越えて、自宅着は19:05でした。
火曜日の積雪で、諦めかけていたコルリでしたが、ギリギリのタイミングで結果を出すことが出来ました!
きっちゃさん、素晴らしい一日になりました!
ありがとうございました!!
今回ゲットした個体。
コルリは全個体、ホソツヤルリはその中の2♂+1♀です。
コルリ♂は黄色味の強い個体が高確率で混ざります。
ホソツヤルリは、♂も♀も緑系。
コルリ5♂(上の画像の左からの掲載順に対応)とホソツヤルリ1♂の交接器内袋。
上から3番目と4番目は明らかに「トウカイ」、1番目と2番目は今回のエリアで良く見る形態です。
ただ5番目…、これって何タイプ??
今の分類でいえば「ユキグニ」型になるかと思いますが…。
コルリ♂をゲットして、その交接器内袋を観察したとしても、その地の「種」の同定が出来ない状況になりました(苦笑)。
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