2013.6.9
今シーズン初! 長野県側からあの高層湿原に登山! 快晴の高層湿原を大満喫!!
下山時に、コルリ1♂を新芽でゲット!
更に、3年振りとなるポイントに向かいコルリ17♂+2♀を新芽でゲット!
関東地方周辺は「5月29日に梅雨入りしたとみられる」と言う気象庁発表があったものの、その後は晴天続き。
今年は梅雨入り日の大幅修正が入るのは間違いなさそうです。
雪国でのコルリクワガタの新芽採集でベストなタイミングは6月1週から2週でしょうか?
2013年の6月第2週の関東周辺の空模様…、土曜日は大気の状態が不安定で、気温も上がらない予報。
一方の日曜日は快晴も期待出来そう!
と言うことで、日曜日に出動することに。
目的地は…、結局、今シーズン初となる、あの高層湿原登山を選んでしまいました(笑)。
長野県側から登るのは2年振り!
第1ポイント
現地着は5:17。
いつもは大駐車場まで乗用車で入れますが、村のHPを見ると、分岐から先が通行止とのこと。
特にゲートは無かったものの、WRXを安全な場所に停め、舗装道を30分位歩くことに。
通行止の理由は、直ぐに判りました
昨晩のもの?
新しい落石…。
こんなのに直撃されたら間違いなく☆になります…。
それでも、この脇をすり抜けて大駐車場に向かう乗用車が1台…。
B4を落石で失った私には、とても真似出来ません…。
その先にある以前からの崩落場所でも、続々と新しい落石の跡…。
通行止の理由は判りましたが、何故、ゲートが無いのかが不思議でした。
登山開始は5:50!
昨晩から停めていたと思われる乗用車が1台、山頂の山小屋の管理用乗用車が1台、あの落石をすり抜けて行った乗用車が1台。
どうやら、今日はこの登山道を進む2番目の登山者になりそうです!
ブナの森では予想以上に芽吹きが進み、僅かにあるトネリコの新芽を狙うしかなさそう。
潜り込み個体を意識しますが、見付からず。

ここは、一気にシラビソ林に入ってしまうため、標高での新芽の開き具合の調整が難しい印象です。
コルリを狙うなら先週がベストだったか??
しかし、シラビソ林に入ったらもの凄い残雪!
何これっ?、と言う感じでした。
ブナのエリアでは、むしろ新芽が開いてしまっている印象なのに…。
ここで先行していた年配の方に追いつき、先に登らせていただきました。
私も、この先、年々登山ペースが落ちること間違いなしです(笑)。

このルートの魅力は植生の激変です。
ブナの森が終わると、良い匂いが漂うシラビソ林。
そこを抜けると美しいダケカンバ林になります!
何度見ても綺麗!!
ルートを見失わないように慎重に進みます。

残雪が多く、これまで経験したことの無い、雪渓横断の連続…。
ロープが張られている場所が多いものの、水平方向のバランスを取ることに集中!
一歩一歩、ピン付長靴をグリップさせて進みます。
神経がすり減ります…。
「雪の壁」を登り切れば、この先風景激変!
雪原では、「竹の棒」がルートの目安になります!
また来てしまった…(苦笑)。
このタイミングで、ここまで雪が多い高層湿原は初!
木道歩きは、僅かしか出来ませんでした。
一方で、雪が多いが為に、普段は近付けない池塘に接近することが出来ます!
「宇宙」を感じる「青色」!!
定点撮影も出来た!
ここから山頂までは、雪、雪、雪…。
振り向いても雪原!

山頂着は7:48。
今シーズン初、2000mオーバーの山頂!
下山も爽快の極み!!
長野県側の湿原の終わり。
下山の方が神経を使いました(笑)。
歩いてきたルートを振り返り。

シラビソ林までは雪がありましたが…。
ブナ林に入ったら、一気に雪が消えました。
かつて、ここでは6月9日頃にコルリを多数ゲットしたことがありますが…。
上は例年より雪が多いのに、下は雪が少なく芽吹きは進行している…。
新芽採集、奥が深いです!
日陰にあるトネリコの新芽でコルリ1♂をゲットして終了…。
発生の末期な印象です。
舗装道をひたすら歩き、WRX着は10:45。
登山口の大駐車場は、あの落石帯を乗り越えた車で溢れていました…。
信じられません…。
下山では、その車に乗って来られたと思われる20数人の方とすれ違いながら挨拶を交わしました。
第2ポイント
第1ポイントで結果が出たら、そのまま帰宅、もイメージしましたが、ギリギリ採れた感じのコルリ1♂だけでは不完全燃焼(苦笑)。
3年振りとなる車横付けポイントに向かいました!
このタイミングなら、それなりにコルリが飛ぶはず、と思ったものの、まさかの雪原…。


これなら、来週、あるいは再来週に爆発か??
結局、本命エリアではコルリの確認を出来ず、標高を下げてコルリ新芽チャレンジ!!
爆発とは程遠い状況ですが、45分程ミズナラ、トネリコ、ブナの新芽を見て、コルリ17♂+2♀をゲットすることが出来ました!
新芽と言うより、葉っぱ状態のミズナラで結果が続いた!




日曜日の夕方の登り高速道は渋滞気味な箇所もありましたが、16:30に帰宅!

今週も500kmオーバーの走行距離。
高層湿原、何度登っても良い山です!!
次は真夏に登りたい!
idarikara ,hidarikara ,