2018.12.15
単独、山梨県の自身初チャレンジの山に登り、ルリ属狙いの材採集にチャレンジ!
ルリ属狙いの材採集は甘くは無いことを痛感!
何とかルリ1♂をゲット!
12月の第2週、火曜日に冷たい降水があり、いよいよルリクワガタ属狙いの材採集シーズンは終了にするしかないのかと思ったら、水曜日に埼玉県の低地から視認出来た高所、意外にも積雪していない!
と言うことで、好天になりそうな土曜日に出動することにしました。
当初は、東京都の高所に出動するイメージでしたが、私がExcelファイルの形で記録して来た「ルリ属プロット地図」を見ていて気になるポイントが山梨県にあった!
そこは、標高が余裕で1,400mを越えているのにホソツヤルリのプロットを刻めていない!
周囲をホソツヤルリの有名産地が囲んでいるのに!!
何故?
しかし…、ホソツヤルリの採集レベルが高い2人のお方と、別々の日にご一緒させていただいたのに、やはりホソツヤルリは確認出来ていない…。
私のホソツヤルリの採集レベルがどの位なのか…、その2人のお方と何度もご一緒させていただいて余裕でイメージ出来る為(笑)、単独で向かっても結果が出ることはないはず…。
そのポイントは早々に除外(苦笑)。
それでも、このエリアでホソツヤルリのプロットを刻みたい!
地図を見ていて気になった山が出て来た!
標高を1500m台まで稼げる!
登山系サイトを見ると、植生もそれなりに良さそう!
と言うことで、急遽、その山に登って、本命ホソツヤルリ狙いの登山材採集に臨むことにしました!
当初は、このチャレンジにご賛同いただいた(ホソツヤルリ採集レベルの高い[笑])ピイさんにご一緒させていただく予定でしたが、前日になりピイさんのご都合でご出動は出来なくなられたとのこと。
残念でしたが気持ちを切り替え、気合を入れる!!
私1人で手に負える山か?
不安一杯、期待一杯で、本命はホソツヤルリ、出来ればコルリもと言う思いで向かうことにしました!
最近、ほとんどの出動で使っている近所のコンビニは、年末モード!
おにぎりとホットコーヒーを買ってスタート!
今日は、カーナビが示したルートではなく、近年、新しく開通したトンネルを利用!
結果、かつて何度も使ったルートを進めなくなったのは残念ですが、時短は凄すぎる!
恐らく20分以上!
身支度を整え7:00過ぎに登山開始!
今回の登山ルート、正式登山道ではない為、案内が一切ありません。
自己責任で進みます。
今まで、何度か山のモノレールを見て来ましたが、今回の登山道、最初はモノレールとずっとベッタリ(笑)。
この画像の中央から、モノレール軌道をくぐって左に進むことになります!
何度もモノレールの軌道を潜る!
初体験で新鮮です!
モノレールのルートから外れて、スギとヒノキ植林エリアをジグザグに登り続け、やがて広葉樹林になった!
巨木のブナが出て来た所もモノレールは進んでいる!
残念な風景なのかも知れませんが、登山と言う意味では新鮮な印象でした!
標高1300mオーバーのエリア、巨木の立ち枯れに今日初の(・)マークを確認!
この材からは、ルリに間違いない亜終齢幼虫1頭のゲットで終了(苦笑)。
木々の合間から、近々、ホソツヤルリなお方とご一緒させていただく可能性のある山が見えた!
標高を上げるとアセビ林になってしまった…。
アセビの不朽材、一部のポイントでは地上材でホソツヤルリ、そして落ち枝でコルリを狙って採れますが、その他のポイントでは産卵マークの確認すら出来ないことが多い印象です。
今回のポイントはどっち??
結果、コルリはアセビの落ち枝で(・)マークを幾つか確認出来ましたが、ホソツヤルリは全く駄目でした…(苦笑)。
マイナーな山の山頂到着は8:27。
真冬なのにアセビ林になっている為、遠望ゼロ…。
しかし、スカ…(笑)。
その後、数本の細い枯れ枝で(・)マークを確認出来たものの、幼虫すらゲット出来ず…。
南斜面ではコルリの(・)マークは全く確認出来ず…。
キツイ…。
北側にも良い感じの斜面があったので入ってみましたが、寒い…。
先日降った雪が残っている所も。
そして斜面に転がるコルリ材は地球と一体化している。
無理やり持ち上げると、地球がくっついてくる(笑)。
困ったときの太材は全く動かない…。
いよいよコルリ狙いの本格的材採集シーズンが終わったことを実感。
それでも運よく、コルリに間違いない終齢幼虫4頭が出た当たり材(?)を引くことが出来ました(笑)。
やばい、このままではボーズか?
焦りが出てきて、今度は比較的容易に(・)マークの見つかるルリを徹底的に狙ってみることに…。
しかし、マークはそれなりに見つかるものの、食痕が全く走らず、幼虫すら出ない…。
それでも11:00近くになって、ついにルリの♂が出ました!
ルリ成虫が出て、本気で嬉しかったのは久しぶり!
しかし、この材からは成虫の追加どころか、幼虫すら出ず…。
その後はもう一度コルリ全開モードに戻り、アセビ林の中の材を徹底的にチェックしてみることにしました!
しかし…、数材で(・)マークを確認出来たものの、幼虫すらゲット出来ず…。
時刻は12:00になりギブアップ…。
自分なりに全開でチャレンジしたのに、ゲット出来たのは、ルリ1♂に亜終齢幼虫1頭、そしてコルリ幼虫4頭…。
本命のホソツヤルリは話にならず…。
材凍結が無くても、コルリのゲットは容易では無いポイントの印象でした…。
ルリ属採集、奥が深いです…。
下山では、登山道から離れてモノレール沿いを真っすぐ下った為、かなりの時短に成功(笑)。
近くに名瀑があるとのことで立ち寄ってみることに!
確かに印象的な滝でした!
冷静に考えるとこの滝、今日上った山の南斜面にある枯れ沢の内のどれかから繋がっているはず…。
沢沿いに下ってきたら、この滝の上に辿り着いてしまう可能性もあるわけで…。
山で道に迷ったら、下るのはタブー、と言うことが良く判りました。
私の場合、山梨県からの帰り道、
@中央道→首都高
A中央道→圏央道→関越道→外環道
B中央道→圏央道→東北道
を利用することが出来ますが、今週はBのルートを使いました。
便利な時代になりました。
15:00過ぎに帰宅!